イタリアの治安!話しかけてくる男性に注意!

   

イタリアはいつでも世界中の観光客を魅了してやまない国です。街を歩いているだけで歴史的建造物の宝庫とも言えるほど、古代や中世の建物を見ることができますし、どこをとっても絵になる景色に出会えて、食べ物もおいしい国です。日本とそれほど天候も変わらないし、日本人にとっても過ごしやすい気候だと思います。

ですが、”イタリア旅行”、”イタリア一人旅”などで調べていると、そこまで治安が良くないところがたまにきず。実際今回10年ぶりにイタリアに行ってきてイタリアはどんなところに注意が必要なのか最新情報をまとめてみました。イタリアに行くときにはぜひ参考にしてみて下さい〜!

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話しかけてくる男性

イタリアに行くと、特に女性は声をかけてくる男性(ナンパ)に気をつけた方がいいのは事実です。10年前にはイタリア人の少年にも中年の男性にもごはん食べようとか、お茶しようと声をかけられましたが、今回は金銭目的が多かったです。(単に私が年とったから?!)

ドネーション詐欺

場所は最も観光客が集中するローマ。フォロ・ロマーノの出口付近に2,3人くらい男性がいてそのうちの一人に話しかけられました。

“Ciao, we are now raising the number of people who are against drag, what do you think?” (チャーオ、今麻薬に反対する人の署名を集めているんだけど、あなたはどう思いますか?)

と言ったて近づいてきて、私が反対だと言うと、出身国を聞いて、名前と職業、住んでいる都市を書かせ、寄付金を要求してきます。その用紙には一口€40と書かれていました。

“私がそんなお金持ってないよ”、と言うと、”きもちでいい”んだと、なんとまあ”気持ち”なんて日本語も知ってるじゃありませんか。”イタリアご話せる?”とか”ありがと”とか拙い日本語も出てきます。

さらにびっくりしたのは本当かどうかわからないのですが、他の日本人の署名もあってその横に€20とか€10とか2桁寄付している人もいたことです。私も東京に住んでいますが、日本は本当に治安がよく、金銭目的で話しかけてくる人には滅多に出会いません。どうしようかと思いましたが、”今コインしか持ってないから”と€2、3ほど渡しました。

がその後不信感が募り、さっきのは詐欺だったんじゃないかと思うようになって、後日インターネットで調べてみると、やっぱりいました、麻薬撲滅の運動をしているドネーション詐欺が。とほほ

他の観光客も話しかけられていたのですが、お金を出さずにうまくかわしていた人もいたので、断ってさっさとその場を去ることもできました。特に”My pleasure.”と笑顔で断っている人もいてさすが!と思いました。

詐欺に払ってしまうんだったら広場でパフォーマンスしているエンターティナーにあげた方がよっぽどいいです。彼らは観光客を、子供を楽しませてくれています。

駅で案内してくる男性

さて次に話しかけられたのはローマのテルミニ駅です。ペルージャ行きの電車に乗り遅れたので(電車については次で詳しく説明します)、2時間半も駅で待つはめになりました。なんとか早く着く電車に乗れないかtrenitaliaのスタッフに聞いてみたのですが、切符は変更もできなければ返金もできないと言われたので、とりあえず次の電車を探し掲示板を眺めていました。

すると後ろから”Your ticket is fine.”(チケットは大丈夫だよ)と声をかけられ、振り返るとイタリア人と思われる中年男性が立っていました。私はペルージャに行く予定だったのですが、”きみのチケットはローマからフォリーニョ、フォリーニョで乗り換えて、フォリーニョからペルージャまで行けばいい”と言われました。もうチケットセンターで時間と乗り場は教えてもらっていたので、わかっていたのですが、その中年男性に来い来いと手招かれ、駅に貼ってある時刻表に連れて行かれました。

日本の時刻表とは書き方が少し違ったので一瞬戸惑いましたが、時間帯ごとに分けれ書かれていて、何時何分発なのかとプラットフォームが書かれていました。

イタリアの時刻表の見方:時間帯ごとに別れていて、プラットホームの番号も書かれています



イタリアの時刻表の見方はこうなのか、と思っていると、”Korea?”と聞かれ、”Japan”と言うと、”Kashiwa!”、”Kawasaki!”などサッカーが有名な都市を言われ、持っていたちり紙に書き始めました。(その後その紙で鼻かんでましたけど)

やっぱりイタリアってサッカーが有名だよなー、何年か前も優勝したしなー、と思っていると、ホームはこっちだよ、と言われ、切符を出すところまで案内してくれました。その間も”きみ子供いる?”と聞かれ”いない”と言うと、”自分は52歳で子供が3人いるんだ。今学校に行っててユニフォームとか大変でね。”と言われ、ホームについた途端、お金を要求してきました。

“オレは子供が3人もいるが少ない給料しかもらえないだ。”と言っていて、まあ時刻表の見方もわかって助かったし、お礼も兼ねて財布を探してみると、すごく喜んでいました。しかし、クロアチアからきた私はユーロがなかなか出てこず、出てくるのはクロアチアの通貨ばかり。クロアチアの通貨を渡しても”This is Japan.”と言って受け取ろうとしません。

やっと€1出てきたので、渡すと”€5?”と言われ”No”と言うと、”€3?”としつこく聞かれましたが、”No, sorry”と言ってその場を去ろうとすると、”Ok, bye”と笑顔で見送ってくれました。

駅の案内をしてもお金をくれる人は少ないのでしょう。私も電車を乗り過ごしてしまったことで半ば途方にくれていたところで声を掛けられてしまいました、。

その他

実際に被害に会ったのは上記二つですが、イタリアではスリには気をつけるようにとどこでも言われています。電車のアナウンスもそうですし、観光スポットのアナウンスでも言っていました。私は多くの現金を持ち歩きませんが、日本人は基本的に現金を持っていると言われます。今回行ってみてわかりましたがイタリアはクレジットカードが使える場所が非常に多いです。持ち歩く現金は少額に抑え、なるべくカードで支払うようにしましょう。

まとめ

相手から声を掛けてくるイタリア人男性には注意が必要です。ほとんどが詐欺の可能性が高いです。

  • 声を掛けてくる人は無視
  • お金をせびられても断る
  • 持ち歩く現金は少額にする
  • 冷静に判断する。おかしいと思ったらすぐ逃げる

今回私が引っかかってしまったようなことは絶対にあなたにもして欲しくないので、イタリアに行くときにはくれぐれもこんなことに注意して下さい。今はインターネット上で観光客を狙った手口がわかるので、イタリアに行くときには一通り目を通して行くようにしてくださいね。

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