ヨーロッパの交通事情〜オススメ交通手段は?!〜メリットデメリットを検証
ヨーロッパを周遊するのに必要になってくるのが、ヨーロッパの交通事情。
ヨーロッパは地理上各国が陸続きになっており、移動がとってもしやすいんです。
2時間もあれば電車でイギリスからフランスに行けますし、フランスからベルギーも電車で2時間ほど。
格安航空会社を使えば1時間半でどこへでも行くことができます。
今回はそんなヨーロッパの交通事情とオススメの交通手段について紹介したいと思います。
ヨーロッパ大陸での交通手段は何がある?
冒頭でお伝えした通り、ヨーロッパは各国が隣り合っている地理的条件から、陸路での交通が非常に発達しています。
またヨーロッパ内を就航している格安航空会社がたくさんあり、安いときであれば片道数千円で他国へ行くことも可能。
実際に何度もヨーロッパを移動して、一通り全ての交通手段を試してみたので、紹介します。
飛行機
LCC格安航空会社
大陸国と言えど、ヨーロッパ内はLCCの格安航空会社がたくさんあります。
就航路線も多く、有名なところと言えば、次の4つでしょうか。
メリット
見てわかる通り、ヨーロッパ各国からヨーロッパ各国に就航している格安航空会社が複数あるため、飛行機で行くからと言ってそこまで費用がかさむわけではありません。
数時間であればそこまでサービスは必要無いようであれば、LCCで十分満足でしょう。
デメリット
ただ一つ言えることは各LCC間では競争が激しく、数年後にはなくなっている可能性もあります。
フラッグキャリア航空会社
もちろんフラッグキャリアも多数就航しています。
ヨーロッパ内で有名なところと言えば下記でしょうか。
- KLMオランダ航空:オランダ系航空会社。ハブ空港はアムステルダムのスキポール空港
- ブリティッシュエアウェイズ:イギリス系航空会社。ヒースロー空港は広くて常に混み合っているので、時間に余裕を持つようにしましょう
- ルフトハンザドイツ航空:ドイツ系航空会社。総合的にとても評価が高い航空会社
メリット
価格は数時間でも数万円する航空会社がほとんどですが、ドリンクのサービスなどもあるのと、機内の広さは圧倒的にフラッグキャリアの方が快適です。
機材も大きく、安全性に関しても安心感があります。
快適さ、サービスを重視するのであればこちらです。
デメリット
やはりLCCに比べると運賃は高め。1時間ほどのフライトでも数万円する場合がほとんど。
電車
電車も国内線、国際線と路線は充実しています。
ハブになる駅では路線が多くて迷うこともしばしば。
また予約はオンラインでできても、駅でチケットを受け取る場合もあるので、陸路での移動と言えど、時間に余裕を持って出掛けたいところです。
私が実際に使用したのはこちらの鉄道会社です。
- Eurostar:ヨーロッパへの主要都市を網羅している鉄道会社。国同士の移動の際には重宝します
- italo:イタリアの鉄道会社
- TRENITALIA:イタリアの鉄道会社
- TGV:フランスの鉄道会社
- DB:ドイツ、オーストリアの鉄道会社
ユーレイルパス:複数日に渡って電車で移動するときに乗り放題できるチケット。日本でいう青春18切符のようなもの。実は鉄道や電車はそこまで安くはないので、よく乗るようであればユーレイルパスで乗り放題できるのも魅力的。(28歳未満と60歳以上という年齢制限あり)
メリット
運行路線がとにかく多く、簡単に移動ができます。
デメリット
運賃は実際それほど安くはありません。
また主要都市以外になると1時間に1本ほどになるなど、便が極端に少なくなるので、乗り遅れに注意。
バス
バスはとにかく格安で行けるのが大きなメリットです。
長旅ではなるべく移動費は節約したいところ。
そんなときにバスは大助かりです。
中でも一番のオススメとして断言するのはFLIXBUSです!
- FLIXBUS:ヨーロッパのバスでの移動と言ったらこれ。ヨーロッパの主要都市を網羅しています。時間はかかりますが、安く行きたいときにオススメ。プラハー=ウィーン..3時間・セルビア=ブダペスト..6時間
メリット
とにかく安く、便も多め。
デメリット
時間帯によって運賃が違うので、要注意。
8時間以上のバスでの移動は体力的にかなり疲れます。
自家用車
国際運転免許証を持っていればレンタカーもあり。
大抵の主要都市でレンタル可能。
メリット
自分で自動車を借りて時間を気にせず、好きなところに移動が可能。
デメリット
主要都市以外の場所で見つけるのは困難。
タクシー
ヨーロッパのタクシーは日本ほど高くありません。
もちろん電車や地下鉄よりは高いですが、ときには(セルビアでそうでしたが)空港からの移動手段がタクシーだけの場合もありますので、タクシーは重要な交通手段の一つです。
メリット
目的地までdoor to doorで連れて行ってくれる。
日本に比べてタクシーの運賃はリーズナブル。
デメリット
海外はボッタクリのタクシーが多い。呼び込みのタクシーにだけは乗らないようにしましょう。
フェリー
また海に囲まれているイタリア、クロアチア、北欧などは船で移動することも可能。
夜出発して、船内泊して、朝に目的地に到着、なんてステキじゃありませんか?
豪華客船でのクルーズもいくらでもありますが、クロアチアからイタリアまでの移動手段としてフェリーの便も見つけました。
メリット
クルーズという稀な体験ができる。
デメリット
ハイシーズンを過ぎると便が極端に少なくなるになるので、注意が必要です。
実際にクロアチアのドブロブニクでは10月以降イタリア行きの便は1週間に4便ほどになってしまいます。(2018年10月当時)
移動費を抑えたいならバスがオススメ
私が実際に移動してみた中で一番快適かつ、格安で行けるものはズバリ、バスでした。
特にFLIXBUSは旅先で出会う観光客の方も”安くてとてもいい!”と、とても評判がよかったです。
路線や便もたくさんあって、隣国の移動には最適です。
ただし、8時間以上かかるときは体力的にしんどくなるので、他の手段を考えたほうがいいでしょう。
ヨーロッパに滞在するときには数カ国周遊がオススメ
ヨーロッパは隣国への移動がとても簡単にできます。
シェンゲン協定に加盟している国ならパスポート審査もなく、入国できます。
一国だけでは正直もったいないです。
ぜひ周遊することをオススメします。
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