なんでドイツ語?!ドイツ語を学ぶメリット・デメリットとは?
2021/02/16
私は今ドイツ語を勉強中ですが、ドイツ語はもちろん義務教育ではありませんし、親がドイツに転勤になった、とか大学でドイツ語を専攻したなどということがない限り、日本ではあまり出会うことがない言語だと思っています。
ただ、ドイツ語を勉強するにれて、ドイツ語を勉強していると魅力に思えてくるとことがたくさんあることがわかるようになってきました。そこで!今回は私が約一年半ドイツ語を勉強している中で実感したメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
目次
ドイツ語を勉強するメリット
大学の学費が無料・もしくは格安
ドイツには実は授業料無料、もしくは格安で行ける大学があります。(詳細は過去のブログでも紹介していますのでぜひご覧ください)
フィンランドやノルウェーといった北欧にも無料で行ける大学はあります。なので、北欧の方に行きたい場合は北欧の大学をチェックしてみてください。(私の過去のブログでも紹介しています)
ただそれでも北欧はよりドイツをおすすめする理由はズバリ生活費です。ドイツはヨーロッパの中でも物価の安い国だと思います。
ヨーロッパ各国の物価に関しては他の方のブログでも一人暮らしあたりの平均的な生活費が詳しく書かれていましたので参考にさせていただくと、このような感じでした。ただこれはあくまで平均です。ドイツで1ヶ月トータル10万円で生活しているブロガーさんもいるように生活の仕方次第でこの金額以上にも以下にもなります。
スウェーデン(ストックホルム) | ドイツ(ベルリン) | |
家賃 | €433〜€1,209 | €357〜€744 |
その他生活費 | €830 | €730 |
参考URL:
https://infodich.com/archives/3698
https://english.cheerup.jp/article/4710
https://vanillesesam.net/living-cost-in-germany
それぞれの都市でも家賃についてはピンからキリまでありますよ
現地の友人も言っていましたが、物価も他のヨーロッパの国々に比べて安いことが多いです。私も実際何度か行ってみてそう感じています。特にヨーロッパで勉強したい人には学費と生活費が安いのは大きなメリットではないでしょうか?
ドイツはヨーロッパで経済市場が一番大きい
ドイツはヨーロッパの中でも経済マーケットは最大です。毎年のGDPもドイツは常に上位にランクインしています。ちなみにこちらの統計によると2019年のヨーロッパのGDP第1位はドイツです。
参考URL: https://ecodb.net/ranking/area/A/imf_ngdpd.html
ヨーロッパに限らず、もしあなたが転職や就職を考えているのであれば、やはり経済が安定した国で就職した方がお給料や雇用も安定していると思いませんか?
他国でもドイツ語が通じる国がある
ドイツ語を第一言語とする国はドイツだけではありません。他にもオーストリアやスイスがあります。(スイスはスイス・ドイツ語と呼ばれるスイス独自のドイツ語を第一言語としているので、完全にドイツ語とは言えないこともあるかもしれませんが)
世界の言語が英語だからと言ってヨーロッパに行けば英語が堪能な人ばかり、というわけではありません。旅行や仕事で海外に行く中で、英語を話さない人にもたくさん出会って来ました。
またドイツは大戦時、多くの国を支配下においてきた国でもあるので学校でドイツ語が必須だった国もあるようです。ちなみにチェコでは年配の方はドイツ語も堪能な方が多くいるようです。
ドイツ語は英語と非常に似ている
日本にいれば必ず義務教育の一環として、英語は必須科目ですよね?好き嫌いや得意不得意に関係なく、実は英語を勉強することは他のヨーロッパ言語を勉強する上でも非常に役立ちます。
なぜならやっぱり同じアルファベットを使用しているだけあって、英語とその他のヨーロッパ言語は非常に似ているんですね。英語を少しでも勉強したことがある人はその他のヨーロッパ言語を勉強する上でも大変有利です。
例えば単語を見てみると英語から推測できるドイツ語の単語はたくさんあります。Finanz (finance 金融・ファイナンス)、Organization(organisation 組織)、falsch(false 間違い)など一例ですが、ほとんど同じかとてもよく似ていますよね?
特に英語はドイツ語と同じ系列のインド・ヨーロッパ言語に属しています。なのでそこまで大きな違い(日本語と英語のようにアルファベットから違う言語)があるというわけではありません。
ドイツ語を勉強するデメリット
ドイツ語を勉強するメリットについて述べてみましたが、次はデメリットについても紹介したいと思います。確かにメリットが多いことは実感していますが、デメリットが全くないというわけではありません。
日本では使う機会がほぼない
冒頭でも言いましたが、ドイツ語は日本にいる限りなじみのない言語です。ドイツ系の会社で働いている、とか親の都合でドイツに引っ越した、とかドイツ自体に興味がある人でない限りドイツ語を勉強しようとする人は日本では少数かと思います。
やはり世界の”共通言語は英語”という認識が強いので、外国語と言ったらまず英語、その次は国土の大きさやビジネスの観点から中国語という人が大半でしょう。
私も叔父がドイツで仕事をしていたのですが、叔父家族がドイツにいる間でさえ、ドイツ語を勉強したことはありませんでした。また叔父がよく言っていたように大抵のドイツ人は英語が堪能です。英語のネイティブでさえ、”ドイツ人は英語のネイティブスピーカーより英語がうまい”というくらいです。
世界のどこにいても英語で済ませてしまうことができてしまうので、ましてや日本の日常生活でドイツ語を話す機会はめったにないと言えるでしょう。
日本語で書かれたドイツ語の参考書が少なく独学が困難
あとこれはドイツ語を勉強している上で思ったことなのですが、日本ではまだドイツ語の体系的な文法書がないように思っています。
もちろんアマゾンではドイツ語の文法書は販売されていますが、内容は初級から中級くらいかな?という印象です。初級から上級まで網羅していて、それも何冊も発行されているような英語の文法書と比べると日本にいて参考書だけでドイツ語を勉強するのは難しいのでは?といった印象です。もちろん独学でマスターしてしまう超人もたくさんいらっしゃると思うので一概には言えませんが、。
ドイツ語の難易度は低いというわけではない
いくら英語とドイツ語が同じ言語ファミリーだからと言ってドイツ語が習得簡単な言語というわけでは決してありません。むしろ難易度は英語よりもちょっと高いくらいかな?というのが一年半ドイツ語を勉強した感想です。
ドイツ語を学ぶメリットはたくさんありますが、ちゃんと勉強することが必要なんですね。。
ドイツ語の勉強をオススメしたいのはズバリこんな人!
語学の勉強にはある程度の時間が必要なので、時間をかけてでもドイツ語を勉強するのがオススメなのはこんな人です。駐在や転職などでドイツ語が必須な方もいると思いますが、そういう方以外にもこれからドイツ語を勉強したいと思っている人にオススメしたい点です。
- 安価でヨーロッパに留学・学位を取得したい
- 生活費も安く済ませたい
- 経済が安定した国に長期で滞在したい
- 英語に似た言語で他の言語も勉強してみたい
コロナ渦の中、日本にいながらでも勉強できるチャンスはありますので、この機会にぜひドイツ語を勉強してみてはいかがでしょうか?!
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