アラフォーの海外転職【ドイツ編】海外就職に必要な条件3点
2023/02/25
欧州ベースの日系企業に転職して半年が経ちました。以前は海外就職ってとてもハードルが高くて、簡単に挑戦できないものだというイメージがありました。ですが実際に海外就職してみて、海外で仕事をするための3つの条件とは専門での経験と言語、そして実際に海外に来れるかどうかが大事だとわかったので、今回詳しく紹介したいと思います。
これから海外に長期で住んでみたい方、現地で働いてみたい方の参考になればうれしいです。
目次
専門での経験
海外就職には専門職が断然有利
まず海外で働くために必要な条件その一つめは専門での経験です。
海外での就職は特に一般事務での経験よりもエンジニアやデザイナーといった専門職の方が断然に需要があります。今後AI化が進み多くの仕事はAIにとって変えられると言われるように、機械にはできない、人間にしかできない仕事の方が海外で働くチャンスは広がります。
そもそもなぜビザもなく、母国語も違う外国人に給与を出してまでその人を雇う理由とは何でしょうか?政府としてはただでさえ国の失業率が高いんだから、わざわざ外国人を雇わなくても母国に住んでいる人に職を提供したいと思うもの。
海外で就職するには”雇われる理由”が必要になります。そしてその雇われる理由はあなたの”専門での経験”です。
語学
英語は最重要であり必要最低限の言語
海外で就職するのであればたとえ日系企業で日本人ばかりの職場だったとしても、英語は最低限必要不可欠なスキルになります。ネイティブ並みの英語は必要ありませんが、渡航前にはビジネスで話ができる程度にはしておいた方がいいです。
仕事をしながら現地で語学の勉強って結構大変です。私の場合はドイツ語でしたが、ビジネスレベルのドイツ語を勉強する前に仕事を始めてしまったので今でも中途半端なままです。。涙
語学の勉強で役に立った本
英語を勉強する方法は過去の記事でも書いていますので、よろしければ過去の記事もぜひ目を通していただければと思いますが、私の場合は結構TOEICに力を入れて勉強していました。
TOEICと言うと”点数だけ高くても結局は話せない”とか”ネイティブでも高得点取れない”とか言われますが、私はTOEICの勉強をしてよかったと思っています。
TOEICってビジネスで使われる言い回しやシーンが結構出てきますし、高得点を取ればそれだけ海外ベースの日系企業に就職するチャンスも広がるでしょう。日本ではまだTOEICの点数って結構強いんですよね。
私がTOEIC920を取得するために使用した問題集の中でもオススメはやっぱり公式問題集です。問題形式も全く同じなので本番と同様のシュミレーションができます。解説もしっかりしているので一人で勉強していてもわかりやすいかと思います。
TOEIC公式問題集
その他の言語
私は現在ドイツで仕事をしていますが、私のように必ずしも英語圏で仕事をするとは限りません。幼少期から両親の仕事の都合で現地に住んでいた、などのことがない限り、英語以外の外国語に関しては、チャンスがない限り、結局私のように必要だから勉強をしなければいけないという人も多いでしょう。
私もドイツ語とは全く縁がなく、ドイツで就職するかもしれないと思った30代半ばから勉強をはじめました。当時はまた日本にいたので、ドイツ語のスクールに通いましたが、スクール代も一番安いところを選びましたが、毎月3万円弱ほど必要で、安いと思える授業料ではありませんでした。
またスクールのレッスンを受けるだけでは不十分で試験勉強や単語など必ず自分で勉強が必要になります。私は問題集などを買ってレッスンの参考にしたり、試験対策をしていました。
実際に私が購入してみて役にたった書籍、問題集を紹介します。
スタートドイツ語A1
このシリーズは本当にわかりやすかったのでB1以降も出してほしいのですが、いまのところA2までしか販売されていません。日本だと英語以外の外国語が日本語で書かれている参考書って本当に少ないんですよね。このシリーズは日本語でしかも初心者にもわかりやすく書かれていて勉強しやすかったです。
スタートドイツ語A2
Fit furs Goethe-Zertifikat: A2 Book & CD
私はゲーテ・インスティチュートのA2に合格してから渡航しました。Hueberシリーズは海外のドイツ語学習者も使用していて、問題形式も実際の試験によく似ています。
解説はドイツ語でしか書かれていないのですが、A2までなら独学でもわかるレベルです。
実際に海外に来れるかどうか?
現地にいた方が内定をもらいやすい
また職業経験があって言語面クリアしている場合、実際本当に現地に来れるのか?という問題があります。結論から言うと日本で職業経験を積んで英語の勉強をしていても日本から海外の企業に履歴書を送って採用される可能性というのはかなり少ないと思っています。
私も日本で就職活動をして海外にある転職エージェントさんと面接をしたりしましたが、実際に日本の会社に勤めているといつ現地に来れるかわからない、本当にいまの会社を辞めて海外まで来るのかわからない、現職を辞めて海外にまで呼ぶのが気がひけるという懸念があるようです。
私も採用をいただいた今の会社から言われたのは、
〇〇さん(私)が日本にいながら採用を出すのは難しいので、実際に海外に来るときにまた連絡ください
ということでした。
海外への就職活動をしてみた結果、実際に今現地にいる人の方が採用や面接に呼びやすいという現実があります。
実際どの国で働らこうが求められるものは同じ
ドイツに就職する場合どこの会社での試用期間があり、その期間は半年であることが多いです。半年ってかなり長いですよね?今半年が過ぎて試用期間が終わったのですが、この半年間で感じたことは実際に海外就職といっても企業が求めることは日本で仕事をしようが他国で仕事をしようがあまり変わらないということです。
海外に就職するためのマニュアルなどはなく、企業は”会社の利益に貢献できる人”を求めています。会社の利益に貢献するためには専門職務の経験だったり、言語スキルが必要になりますよね。経験やスキルというのは会社の利益を出すために必要になってくるわけです。
どの国でどんな職種で仕事をしようがその分野での経験は積めます。経験を生かしてあなたが海外で活躍することを応援しています!
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