TOEIC920までの道のり~リーディング編~Part5 その3

   

 代名詞

代名詞とはit, this, that, she, her, he, his, himなど名詞の代わりになる言葉ですね。

例題を見ていってみましょう。

例題1

When accessing billing _______ statement online, be sure to look for new discount offers.

(A)yourselves

(B)yours

(C)your

(D)you

代名詞問題:解き方

まず選択肢に目を通してください。youの形が変わった代名詞の問題ということがわかります。

代名詞の問題であることがわかったら、次に直後の単語に注目します。例題の場合はstatement という名詞ですね。名詞の前にくる代名詞は所有格(名詞を修飾する)の代名詞なので、所有格の代名詞(C)yourが正解になります。

 

(日本語訳)

オンライン上であなたの請求明細にアクセスするときは、ぜひ新しい割引提供を探してください。

 

例題2

Business class passengers can indicate in advance which entress _______ prefer.

(A)their

(B)they

(C)theirs

(D)them

 

選択肢を見てください。代名詞(they)の問題であることがわかりますね。空欄直後の単語はpreferという動詞です。動詞の前には必ず主語が来ます。選択肢の中で主語になりうる単語は(B)theyだけですので、(B)が正解です。

このように代名詞の問題は問題文章全てを読む必要はありません。前後の単語を見れば回答できるようになっています。こういった問題で時間を短縮してpart 7の長文読解の時間を作りましょう。

ちなみにここでの”they”は”business class passengers”を指しています。

 

(日本語訳)

ビジネスクラスの乗客はあらかじめどのメインディッシュを好むのか言っておくことができる。

 

 接続詞

接続詞は文章と文章をつなぐ役割をする言葉です。

では例題をみていきましょう。

例題3

Aeronamic Footwear guarantees delivery within ten business days, _______ merchandise may arrive even more quickly.

(A)beside

(B)if

(C)although

(D)whenever

 

接続詞問題:解き方

まず、選択肢を見てください。文章と文章をつなぐ接続詞の単語が並んでいます。接続詞の問題は文章を理解する必要があるので文をすべて読む必要があります。

前半(コンマまで)の文章を読んでみましょう。”Aeronamic Footwear社は10日以内の配達を保証している”後半の文章は”商品はもっと早く届くかもしれない”と逆のことを行っているのがわかりますね。したがって、ここには逆説の接続詞が入ります。正解は(C)although です。

 

例題4

Cadwell Computers accepts returns _______ products have not been removed from the packaging.

(A)in order that

(B)such as

(C)in case

(D)as long as

 

選択肢を見るとin order that, in case, as long asはすべてあとに文章(句)が続く接続詞、such asはイディオムで”~のような”という意味で後には必ず名詞が来ます。such as だけ仲間はずれなのでまず(B)は消去しましょう。

このようにひとつだけ外れている選択肢はまず正解にはなりません。問題を作る方もひとつだけ正解とすぐわかるような選択肢は正解にしないからです。

 

さて後の選択肢は意味を理解していかなければ解けないようなので、見ていってみると、空欄までの意味は”Cadwell Computer社は返品を受け付けている”、空欄のあとは”商品が箱から取り出されていない”この2つの文章を繋ぐには何の接続詞が必要でしょうか。

選択肢は”~のため”、”~の場合に備えて”、”~しない限り”ここでは(D)as long asが意味に最も適しているので正解は(D)です。

 

(日本語訳)

Cadwell Computer社は、製品が包装から取り出されていない限り、返品を受け付けている。

 

まとめ

いかがでしょうか。Part 5ではまず先に選択肢にざっと目を通し、何の問題が把握した上で、文章を理解する必要があるか、前後を読むだけで回答できる問題かを判断する必要があります。

1.選択肢に目を通す
2.どの文法問題を問うものなのかを理解する
3.前後で答えられる代名詞などの問題なら即回答して次の問題へ、全ての文を読む必要があるような接続詞のような問題なら全文を読んで解答する

 

ちなみにこの選択肢をざっと目を通す時間は1秒ほどです。瞬時にどの問題か把握して(単語の意味を一つ一つ考える必要はありません)、解答してください。Part 5にかける時間については後ほどタイムマネジメントの記事で詳細を書きたいと思っていますが、1問30秒を心がけてください。Part 5にかける時間は短ければ短いほど良いです。

なぜならその時間をPart 7に回すことが出来るからです。Part 5は例えると単語テストのようなもので、考えても答えは出てきません。知っているか、知らないかという暗記の問題です。しかし、Part 7は時間があれば必ず答えがみえてきます。それでは残りの文法問題についても説明していきたいと思います。

質問・コメントありましたらご連絡くださいね。

スポンサーリンク

 - TOEIC勉強法