アメリカ英語とイギリス英語の違い
日本の学校では基本的にアメリカ英語を学びますが、英語圏内にも実は国によっては発音や使っている単語など表現にいくつか違いがあります。
私が勤めている会社もアメリカの会社でもちろんアメリカ人もいるのですが、アメリカ人ばかりというわけではありません。アメリカ人やイギリス人やフランス人も働いていますし、私の上司はカナダにもアメリカにもイギリスにも滞在経験のある香港人です。そこで気がついたアメリカ英語とイギリス英語の違いをまとめてみました。
目次
発音編
単語をつなげて話す・単語ひとつひとつを分けて話す
“Can I help you? “
を例にとってみましょう。アメリカ人が発音すると、隣り合っている単語と単語が繋がって聞こえるんです。ですのでこの文章は”キャナイヘルプー?”というように、単語と単語が繋がって聞こえるんです。
それに対しイギリス人がこの文章を言うと、”カナイへゥプユー?”というように単語一つ一つを分けて話しているように聞こえます。
またアメリカ英語はcanをキャンと発音するのに対し、イギリス英語ではカンと聞こえるのも特徴的です。
また疑問文になるときにはアメリカ英語は語尾を上げた聞き方、イギリス英語は語尾を下げた聞き方をします。
単語編
同じ英語を話すアメリカとイギリスでも実は名称が若干異なる単語があります。旅行時に役立ちそうなものを紹介します。
エレベーター
- elevator(米)
- lift(英)
地下鉄
- subway(米)
- tube(英)
手荷物
- baggage(米)
- luggage(英)
単語の綴り編
単語の綴りも意外に違いがあります。日本のwordやoutlookを使っていると、赤で文字の下に波線が入ったり、自動修正してくれたりする機能がありますよね。日本ではどうやらアメリカ英語を英語として認識するようです。アメリカ英語で勉強している私も同じ意味なのに違う綴りで書かれているイギリス英語の単語を見たときにはなんだこれ?と思いましたが、下で紹介するような単語も間違いでは無いんです。イギリス英語では実際に使われている単語です。
カラー(色)
- color (米)
- colour(英)
プログラム(番組・プログラム)
- program(米)
- programme(英)
learn(学ぶ)の過去形
- learned(米)
- learnt(英)
-lize/-lise
- realize(米)
- realise(英)
プラクティス(練習する)
- practice
- practise
可算名詞・不可算名詞編
最近知ったんですが、アメリカ英語とイギリス英語で数えられる名詞と数えられない名詞にも違いがあるんです。
staff
- 不可算名詞(米)
There are many staff at my company.
- 可算名詞(英)
There are many staffs at my company.
表現編
アメリカ人とイギリス人と日々一緒に仕事していて気づいたのですが、表現にも違いがあることに気づいたので紹介します。
can/could, will/would
アメリカ人はビジネス上の関係だったとしても本当にフレンドリーです。お客さんにも一般的にメールは”Hi,”で始まります。”〜できますか?”と言う表現も”can you〜?”で始まることが普通です。
それに比べてイギリス人は”〜できますか?”と聞く場合、”could you〜?”で始まることが結構あるんです。
canとcouldはcouldを使う方が丁寧な言い方です。英語には敬語はないと言いますが、細かい表現では結構あるんですね。*I would like to〜(〜させていただきたい)とI want to〜(〜したい)のような
仕事外の友人との間でもイギリス人って”could”を使うことがあるんですが、プライベートでも違いがあるんです。
まとめ
- アメリカ英語とイギリス英語には実は結構細かな違いがある
- しかし、違いはあるにせよ、日常どちらの英語を使っていようとなんの支障もない(私も不都合に関したことはなーんにもありません)
参考にしてみてくださいね!
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