ケルンの語学学校Carl Duisberg受講レビュー
現在ドイツで就労している私ですが、2021年の7月にドイツに来てまずは二ヶ月間ケルンにある語学学校に通っていました。
私はドイツに来る前からドイツでの就職先はほぼ決まっている状態だったのですが、ドイツでの就労に関するとあるブログを見てドイツで就労するには最低でもB2は必要になると知り、絶対にB2までは勉強しておきたかったんです。
B1まではなんとか日本のドイツ語スクールで勉強したのですが、まあギリギリ終わらせたという感じだったので、B1レベルのドイツ語があると聞かれるといまいち自信がなかったのと、一度ドイツの語学学校にも通ってみたかったので、就労前に現地の語学学校に通ってみました。
今回は私が実際に通ったケルンのCarl Duisbergドイツ語インテンシブコースの受講レビューを公開します。ドイツの語学学校を検討の際の参考にしていただければとてもうれしいです。
語学学校の選び方から申し込み
学校への申し込みは大きく分けて2つ方法があります。
留学エージェントを使う
日本にもドイツ語留学を受け付けている留学エージェントは探せばあります。探せばあります、というのは実際ドイツ語は英語ほどメジャーな留学先ではないので、大手の留学エージェントであっても扱っていないところはたくさんあります。
メリット
- 申し込み手続き、学校との連絡事項などすべて任せることができる
- エージェントによっては住居の手配もお願い可能
- 空いた時間で渡航の準備やドイツ語の勉強ができる
デメリット
- 申し込みに手数料がかかる場合がある
- 信頼できるエージェントを探さなければいけない
実際に私が申し込んだ留学エージェント
私は留学超初心者で学校も都市もドイツという国でさえもよく知らなかったので、全く決まっていない状態でまずは留学エージェントを探しました。
いつくかインターネットでヒットした中でもこちらの留学エージェントは手数料無料だった上に、口コミもよさそうだったので、カウンセリングの予約を取りました。
留学エージェントは申込者から手数料をもらって利益を得ているところと、紹介先の学校から手数料をもらって利益を出しているところがあります。
留学エージェントが紹介先の学校からコミッションをもらっている場合、申し込み者の手数料は無料ということも多いのでこだわりがない限り手数料無料のエージェントに申し込んだ方がお得です。
自分で直接学校に申し込む
特定の留学都市、もしくは学校が決まっているのであれば自分で直接申し込む方法もあります。語学学校によってはドイツ語以外の言語のクラスを提供しているスクールもあったりして、受付の職員は大抵複数ヶ国語話せます。(実際に私が通った語学学校ではドイツ語のほか英語、フランス語、イタリア語を話せる職員がいました)
問い合わせ時にドイツ語がわからなくても英語でもコミュニケーションは可能です。
メリット
- 自分の希望する都市、学校を選ぶことができる
- 留学エージェントを使用しないので手数料を心配することがない
デメリット
- 自分ですべて手配するので手間と時間がかかる
- 学校以外の住居や通学方法なども考えなければいけない
Carl Duisberg
では私が実際に二ヶ月間お世話になったCarl Duisbergの語学学校を紹介します。受講したケルンの他にもドイツ国内にはベルリン、また中国やマレーシアなどのアジアにもスクールがあり、規模の大きなスクールです。
この学校に決めた理由
インターネットでの評価
この学校は教師陣と授業の質がいいということでインターネット上で評価が高かったんです。
受講コース
ドイツ語インテンシブコース
午前中のみのインテンシブコースを受講しました。時間は8:45〜13:00。90分ごとに10〜20分の休憩があります。午前中のみの授業とは言え、毎日の内容は盛りだくさんで、ついていくのに結構しんどかったです。
また語学留学ビザを取得するためには週25コマのレッスンを満たす必要があります。このインテンシブコースは午前中のみの受講で条件を満たすことができるので、語学ビザ取得にも適用するコースです。
プレイスメントテスト
1日目は9:30に来るように言われ、着いてすぐに校長先生らしき人に自己紹介しました。筆記試験のようなものはなく、口頭のみでした。後日わかったのですが、筆記試験も受けているような人もいたので、受講コースによって形式にかなり違いがあるのかなと思ったりしましたが。
受講期間
4週間で1つのレベルが終わるシステム
例えば私の場合、B2.1を4週間、B2.2を4週間で終了したので、合計8週間でB2のレベルは終了しました。進むペースはちょうどよかったと思います。
教師について
頻繁に教師が変わることに疑問
1週間もしくは数週間単位で先生が変わっていたりしたので、毎週どの先生になるのか不明なことがありました。授業の質はいいと思ったのですが、こうも頻繁に先生が変わるようでは別の授業スタイルに慣れるのも一苦労だし、正直その点はいいと思いませんでした。
クラスの雰囲気
雰囲気は良好
7月の終わりは本当に数えるほどだったのですが、8月はハイシーズンでマックスで30人くらいの生徒になりました。ドイツとアメリカで勉強と就労を兼ね備えたいわゆるワーキングホリデーのようなプログラムが存在するらしく、そのプログラムに参加したアメリカ人がたくさん受講していました。
またフランス人もフランス人だけで1クラスいっぱいになっていたので、8月の一ヶ月はかなり混み合っている印象でしたが、雰囲気はとてもよかったように思います。
逆に8月が終わるとコロナの影響もあってか学生の数はグンと減り、また5、6人くらいの複数人に戻ってしまいました。
特に20代前半の大学を卒業したばかりの若者、ほかのヨーロッパ圏の高校生で夏休みを利用して勉強に来ている学生から私を含め30代、40代のワーキングプロフェッショナルもちらほらいたりして幅広い年齢層でした。
教材
B2〜C1クラスはこちらのAspekte neuシリーズを使用していました
語学学校で勉強するメリット
質問できる先生がいる
私はA1〜B2まで日本も含めどこかしらのスクールで勉強していましたが、個人的な印象ではドイツ語A2までだったらいい問題集があれば独学でも可能かと思います。
ただ質問したいときになんでも聞ける人がいるのといないのとでは違いがあると思っていたので、私の場合B2までは学校で勉強したかったんです。
時間の節約になる
また私は就業開始まで三ヶ月しかなかったので、B2を一人で勉強するとなると三ヶ月ではとても終わらないと思っていました。その点大切なポイントは授業ですべて網羅するので時間の節約にもなったかなと思います。
語学学校で勉強するデメリット
授業料
一番のデメリットはやっぱり費用がかかること。留学時私は無職だったので貯金から授業料を捻出しました。一ヶ月€792.4、日本円にして約10万円の出費。一ヶ月の生活費と同じくらいの額ですよね。
さらに私が選んだCarl Duisbergはある一定の評価もあり、他のスクールに比べて授業料が高かったため、授業料は大きな負担となりました。
ドイツの語学留学ビザは最大1年間までビザ申請ができますが、受講料がもたないというのが正直なところです。
マイペースには勉強できない
同じレベルのクラスにいたとしても自分のわからないとこと、わかっているところが必ずしも同じとは限りません。時には自分がわかっているところをほかの生徒が質問して、再度その項目をみんなで復習することになったり、自分がわからないところは他の生徒はわかっているところも多かったので、ついていけないこともありました。
自分にあった勉強法でドイツ語の上達を
語学の勉強は本当に人それぞれだと思っているので、スクール、独学、マンツーマンなど自分に合った効率のいい学習スタイルを見つけたいですね。今はオンラインでの授業もあるので選択肢はたくさんあります。
私も今後もドイツ語向上に努めたいと思います。一緒に頑張りましょう〜
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