一ヶ月いくら必要?!単身ドイツ在住の生活費
日々節約中の私ですが、今回は久々に正確に一ヶ月の収支を計算してみました。
日本だけではなくてドイツでも物価の上昇が起こっていて、”今までもっと安かったのに!1€も上がってる!”と驚いてばかりいるので、今月いくら使ったのか知るために正確に(セント単位で)出してみました。
これからドイツに引越しを予定されている方、現在ドイツに住まわれてる方、世界中の物価を知りたい方の参考になればうれしいです。
それでは早速見ていきましょう。
目次
ドイツで必要になる一ヶ月の生活費
世界の生活費のサイトで出されているデータはこちら
- Family of four estimated monthly costs are 2,901.3€ without rent.
- A single person estimated monthly costs are 846.4€ without rent.
- Cost of living in Germany is, on average, 12.9% lower than in United States.
- Rent in Germany is, on average, 44.7% lower than in United States.
高いと思われがちな欧米圏の中でもドイツは北米やオーストラリア、イギリス、シンガポールと言った英語圏と比較すると安い印象です。
ドイツで単身の場合(学生ではなく仕事を持っている人が対象)家賃を除き€846.4の生活費が必要になるそうですが、人によって生活レベルや事情が違うのであくまで平均と思った方がよさそうです。
それでは私が先月一ヶ月に必要になった生活費を公開します。
ドイツの一ヶ月の生活費2023年1月
1月に必要だった出費の項目は上記の6つでした。
主に毎月支払っている項目は下記の8つ。
項目 | € | 円(1€=約142円) |
①家賃(水道光熱費込み) | 550 | 78,100 |
②通信費 | 18.36 | 2607 |
③食費 | 172.73 | 24,527 |
④日用品費 | 56.46 | 8017 |
⑤交通費 | 44.15 | 6269 |
⑥娯楽・書籍 | 5.98 | 850 |
⑦交際費 | 0 | 0 |
⑧美容代 | 0 | 0 |
合計 | 847.69 | 120,371 |
①家賃(水道光熱費込み)
まず一ヶ月の出費の中で一番大きな割合を占めるのが家賃。住まいって結局一番お金いるんですよね..一緒に住んでいる人がいたり家族だったりする場合は一人当たりの家賃は安くなったりしますが、私は単身一人暮らしなので全て自分で支払わないといけません。
家は水道費光熱費、インターネット費用込みの家具付きアパートに住んでいるので毎月一定額を大家さんに送金しています。水道代光熱費に関しては年末に調整があり、差額を支払うことになりますが、オーバーはしていなかったので追加で支払う分はありませんでした。
②通信費
ドイツ在住者なら必ず支払わなければいけないARDとは
インターネット代は家賃に含まれているものの、ドイツにはARDという国内公共放送局というものがあります。日本にも国内放送局としてNHKがありますが、ドイツの場合テレビがなくてもテレビやインターネット回線が引ける住宅に住んでいる以上支払わなければならない国民としての義務があります。
日本にいたときにはNHKをうざがっていましたが、日本はテレビを持っていなければ支払う必要はありません。ごまかして支払いを免れる人もいるのではないでしょうか?私も日本で毎月支払っていましたが、払ったとしても毎月1,000円いかない額の金額でした。(かなり前なので現在は料金変更しているかもしれませんが)
ドイツの場合この支払いは税金のようなものでドイツに住んでいる人で定職に就いている人なら必ず支払わなければならない国民の義務的なもので、支払いを拒否した場合延滞分が加算された額が請求されることになる怖い仕組みなわけです。
実際数年間延滞していて追加料金€1,000の請求がきた人が私の周りに数人いて、”絶対無視しちゃダメ”と言われました。
支払いは三ヶ月ごと
住民登録をすると数ヶ月の間に案内がきます。もしくは自分でインターネットから申し込むことになります。申し込みをすると請求書が住所に送られてくるので銀行振込か自動引き落としかを選択することになります。
気になる金額は三ヶ月€55.18。1ヶ月あたり€18.36。日本円にして一ヶ月あたり2,600円ほどでしょうか。NHKはかわいいものですね。
③食費
1月の一週目は日本にいたので日本で買った分もあるのでその分も含めています。毎日自炊してこの金額。お弁当もほとんど職場に持参しています。
日本にいるときには自炊もしていましたが、ランチはほぼ外食していましたし、たまにお惣菜やお弁当も買っていてほぼ同じ出費でした。スーパーも近くにありますが、そのスーパーも高いのと外食しようものなら最低でもドイツでは€8は必要になります。日本のように1,000円くらいで一人でふらっと入れるおいしい定食屋さんってドイツではなかなか見つからないんですよね。。
④日用品費
基礎化粧品やトイレ用品など。今月はざくろのクリームを買ったので高くつきました。普段はここまでいかないはず。一般的に日用品は日本に比べても同じくらいか少し高いか、ものによっては安いものもあったりします。
⑤交通費
これも一時帰国したときに日本で使った新幹線代。
⑥娯楽・書籍
1月のドイツは本当に寒く、娯楽も皆無です。もちろん映画やスポーツクラブなどの施設ももちろんあるのですが、今の所利用していません。
この月はアパゾンプライムで映画をレンタルしたのとキンドルで本を購入した分です。こちらに一年以上住んでいますが、なかなか娯楽というものを見つけられておらず、ネットフリックスを購読すれば自宅で過ごす休日も楽しくなったりするのかなと思うのですが。。寒いと外に出たくないので自宅以外の娯楽が考えられないんですよね。。
⑦⑧交際費・美容代
交際費と美容代は今月は出費がありませんでした。友人と食事したり、送別会などがあった場合は交際費として計算しています。美容代は主に美容院やネイルなどのサロンに行ったと場合に計上していますが、そもそもレストランも美容院も日本に比べてはるかに高いので、ドイツでは滅多にいきません。というか行けません..
旅行代は貯金から
私はよく旅行に行っていますが、旅行代は生活費には含めていません。実は1月に次の日本行きのフライトを€850で購入していますが、こちらは全て貯金から負担しています。
年間の旅行費用が約50万円くらいなので一ヶ月4万円くらいは旅行代として貯金していることになります。航空券、ホテル代、現地での飲食代も全てこの中から賄います。
単身者一ヶ月の生活費は12万円ほど
よく10万円以下で暮らせるヨーロッパの国にドイツが挙げられているのを見かけることがありますが、10万円以下で過ごす場合一緒に暮らすパートナーかシェアメイトがいない限り、単身者には難しいかなといった印象です。
お金の使い道って人それぞれなので一概には言えませんが、私の場合今月は約€850だったので単身者の平均より少なめにはなりますが、旅行用の貯金を含めるともう€300プラス、合計€1,200くらいになります。今年はコロナによる規制もだいぶ緩和されていてもっと旅行に行きたいと思っているので、この金額は上がるかもしれません。
ドイツでの生活費いかがだったでしょうか?参考にしていただけたらうれしいです。ご質問ありましたら気軽にコメント欄からご連絡くださいね。
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