ドイツ語ゲーテ試験A1に合格!試験内容を一挙公開!
2020/04/04
2020年3月に受験した結果が本日4月1日オンラインで閲覧可能になりました。
結果はこの通り
100点中83点で合格しました!
一番初級の試験とはいえやはりとっっても嬉しいものです。
前回は申し込み〜受験までの流れについて紹介しましたが、今回は私が実際に受験した当日の試験の内容について詳しく紹介したいと思います!
目次
2020年3月18日受験したゲーテ・ドイツ試験A1の様子
受付
試験開始は9:20だったのですが、会場に着いたのはちょうど10分前。
受付も混んでいるかと思いきや、まだ後からくる人も結構いました。
試験会場は赤坂にあるゲーテ・インスティチュートです。
受付で受験票と身分証明書を見せて会場に着席します。
席はきた順のようで、机に受験番号の張り紙などなく、どこでもよいようでした。
受験案内
時間になると受験の案内と音声確認があります。
- 回答は全てボールペン
- 飲み物は机の上に出してもよい
- 受験票と身分証明書は机の上においておく
- 他のものはカバンにしまう
試験の内容
リスニング
時間:20分
前回のブログでも書いたので、今回は実際にどんな問題が出たのかを詳しく紹介できればと思います。
回答用紙は最後に回収されてしまうので、公開できないのですが、各パートは下記のような感じでした。
- Teil 1 絵があり女性はレストランで何を注文するか、とか金額が書かれていて、バーガーの値段はいくらかという問題でした。
- Teil 2 何番のプラットホームから出発するのは正しいか間違いかを選ぶ問題。音声は一度しか流れないので注意が必要です。
- Teil 3 正しい電話番号を選ぶ問題など。4択から正解を選ぶ問題です。
リーディング
時間:25分
問題文があって設問に合った回答を選ぶ問題。
リスニングとリーディングは全てマーキング形式です。
例えば”あなたは明日の天気の情報が知りたいです、どちらのウェブサイトを選びますか?”というような問題。
ライティング
時間:20分
- Teil 1:ローマから来た友人が銀行口座を開こうとしています。友人を手伝ってフォームに記入をしてください、という問題でした。
- Teil 2:”あなたは夏休みにドイツ語のサマースクールを予定していて、学校の情報を探しています。担当者にメールを書きましょう”といった問題でした。
文字数は30字以上で、3つほど指定のワードを含めなければいけません。今回は情報を求めていること、cultural programがあるか、何かスクールイベントがあるのかという質問をメールに含めるという指示でした。
スピーキング
時間:30分程度
5分前に集合場所へ
リスニングからライティングまでは特に休憩なく、一気に進みます。
筆記試験が終わるとスピーキング試験に移るのですが、受験申し込み順にスピーキングの順番が割り振られ、受験票にスピーキング試験開始の時間が書いてあります。
その時間の5分前に待合室に行くように指示があります。
名前を呼ばれたら試験室へ
4人一組みになって試験室に入り、それぞれ席を指定されるので着席します。
私の組みは試験管は日本人の女性とドイツ人らしき男性でした。
試験に関する説明があった後、最初のTeilが始まります。
- Teil1:kennenzulernen 自己紹介
A4の用紙を渡されるので、各項目順に自己紹介をします。
- Name
- Alter
- Land
- Wohnart
- Sprechen
- Beruf
- Hobby
この順番に自分のことを話します。
私はBerufとHobbyに関してはかなり準備していきました。
でも実際話すのは1行程度で大丈夫のようです。
もっと話した方がいいのかと思ったのですが、途中で打ち切られました。。
buchstabieren
自己紹介のあと指示された単語と携帯電話の番号をスペルアウトするように言われます。
スピーキングの試験については後日動画を公開したいと思います。
- Teil2:Einkaufen 買い物
Teil2ではカードが配られ、それに関する質問をパートナーに投げかけ、パートナーが回答するまでが試験です。
この日のテーマは買い物
試験官の2人が例を言ってくれるので、買い物をテーマにカードの内容にあう簡単な質問をパートナーにします。
ここで私は最大のピンチが訪れたのですが、、
パートナーが私にした質問が全くわかなかったんです、、、。。。
“Kennen Sie die Bäckerei gehört?”
と言っているのかな?と思ったのですが、、今になってベーカリーはどこかわかりますか?という質問だったのかな?と思っていますが、実際私はなんでここで “gehort(属する)”が出てきているのか全くわからず、しばし沈黙、、、、、
試験官から”じゃ次”と言われ、その質問は終わってしまいました。
わかる人がいたらぜひコメントで教えていただきたいです!
カードをめくると、私のカードはPreiz(値段)でした。
“Wie viel kostet das?”(これいくらですか?)とだけ質問し、相手は”Das kostet ein Euro”(1ユーロです)と答えていました。
- Teil3:Reisen
3つ目ののテーマはReisen(旅行です)
カードが配られるので、その内容にあった質問をします。
パートナーからされた質問は”Wohin gehen Sie fliegen?”と聞こえてきました。
文法的には正しくはないのですが、”飛行機でどこに行きますか?”という質問なのかな?と思ったので、”Im Urlaub gehe ich nach Europa oder Asia.”(休暇中に私はヨーロッパやアジアに行きます)と答えました。
私のカードをめくると”Hotel”の文字が。
お気に入りのホテルはどこ?と聞こうと思い、”Was ist Lieblingshotel?”(お気に入りのホテルはどこ?)と聞きました。
でも後からdein(きみの)をつけることを忘れていることに気がつきましたが、、、
正しくは”Was ist dein Lieblingshotel?”です。
パートナーからは”Mein Lieblingshotel ist Toyokoinn. “(私のお気に入りのホテルは東横インです)と返事がありました。
Bitteを使ってお願いする
次はBitteを使ってお願いする表現です。
パートナーからは”Kann ich bitte Ihr Stift haben?”(あなたの鉛筆を使ってもいいですか?)と聞かれました。
これだけはすぐに理解できて、”Ja, natürlich.”(もちろん)と答えました。
私の絵を見ると何やらティーセットのような絵だったので、”Kannst du bitte einen Tee kochen?”(お茶を入れてくれる?)と聞きました。
実際はeinと聞いてしまったのですが、、お茶を入れるというのはeinen Tee kochenなので(Teeは男性名詞)正しくはeinen Teeです。
パートナーからは”Ja, gleich”(うん、すぐに)という返答でした。
2枚目のカードは禁煙のマークが描かれたものでした。
”Entschuldigen Sie bitte, hier können Sie nicht rauchen.”(申し訳ありませんが、ここではタバコを吸ってはいけません)
と言いました。
“Nein, wir verboten.”(そうです、禁止しています)と返ってきたので、うまく伝わらなかったのかな?と思ったのですが、、
スピーキング試験は同じ受験生との相性にもよる
今回の試験でわかったのがスピーキング試験は一緒にペアになる人との相性が非常に大事だということ。
もちろん同じレベルを受験しているので、同じくらいの語学力を持った人なんだということはわかりますが、ペアになった人の言うことがわからなかったり、自分の言っていることがわかってもらえなかったりした場合にはコミュニケーションが取れません。
スピーキングの順番を待っている間に試験が終わった前の組の受験生たちが戻って来たのですが、私の隣に座って同じ組みになった人の文句を言ってきた人がいたんです。
その人はパートナーが答えにくい質問をしていたこと、マスクをしていて発音もよくわからなかったと言っていました。
わからないような質問をしてなんの嫌がらせかと思ったと言っていましたが、わかりにくい質問をした人もうまく伝えられなかったということで減点の対象になると思うんです。
ですので、どんなにスピーキングが得意ても相手がわかりやすい質問、わかりやすい回答を心がけたほうがA1試験では有利な気がします。
私も実際一問目は答えられ中たものの、23/25点でパート別の成績は一番よかったです。
A1試験は準備すれば難しくはないので、挑戦してみよう!
基本的単語、文法を抑えればA1は初級中の初級で難しい試験ではありません。
60/100点で合格、筆記・口頭それぞれのボーダーラインはなく、トータルで60点取れば合格です。
A1合格に必要な勉強時間は80〜100時間程度と言われています。
次回は合格に向けた勉強法について詳しく紹介して行きたいと思います。
ゲーテ・ドイツ語合格証は世界中で使える試験です、ぜひ合格をゲットしましょう〜!
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