ゲーテ・インステチュートドイツ語試験A1受験!試験の申し込み〜受験までの流れ
2020/03/22
ドイツ語の勉強を始めてから約半年経つので試験でも受けてみようという気になり、2020年3月18日にゲーテ・ドイツインステチュートでドイツ語試験A1を受けてきました。
今回はゲーテ・インスティチュート試験とはどんな試験だったのか、難易度や流れについて詳しく紹介したいと思います。
目次
ゲーテ・ドイツ語試験とは?
ゲーテ・インステチュートというドイツ語教育機関が実施しているドイツ語試験。
ゲーテ・インスティチュートは国内外に学校があり、どこの国でも勉強できます。
日本ではドイツ語の証明書としてドイツ語検定試験もありますが、通用するのは日本のみ。
一方ゲーテ・インスティチュートが開催している試験合格書はどこの国でもドイツ語の証明になります。
レベルと難易度
A1〜C2までの6段階評価になっていてAが一番簡単、B→Cと難易度が上がっていきます。
ちなみにゲーテ・インステチュートで出されているA1レベルの定義は次の通り。
A1レベル
相手がゆっくりと明確に発音してくれれれば、簡単な言葉でコミュニケーションすることができます
日常的でよく使われる表現や簡単な文(例えば自分の家族について、買い物や仕事、身近なことについての情報)を理解し、活用することができます
自分や他の人を紹介したり、他の人に個人的なこと、例えばどこに住んでいるのか、どんな人を知っているのか、どんなものを持っているかなどを質問をすることができます
*ゲーテ・ドイツインスティチュートウェブサイトより抜粋
各レベルについてはこちらから確認できます
申し込み方法
オンラインで全て済ませます。
申し込みをした後も、受験料を振り込みをした後も、郵送でのやり取りは一切ありません。
受験料を申し込んだ後でさえ何の連絡もありません。
試験日程の1週間前には受験の案内が登録したメールアドレスにきますので、その受験票を印刷して身分証明書(パスポートか運転免許証、マイナンバーなど)と一緒に試験会場に持参することになります。
A1を実際に受けてみた試験の様子
回答はボールペンのみ
今までの試験で経験がなかったのが、ボールペンのみという何とも斬新な受験形式。
これは受験者の回答を全部コンピュータで読み取るかららしいのですが、ライティングまでもボールペン。
間違えられないんじゃん。。。?
と思いきやマーク式のところで間違えた場合には四角を塗りつぶせばコンピュータは間違いだと判断するから、という案内がありました。
でも一度塗りつぶした回答が実は正しかったんだ!と気がついて修正したい場合にはこればもうどうにもならないのでRと書けばいいと言っていましたが、実際これで通用するのかは疑わしいところ。。
携帯電話は配られた封筒に入れて提出
もう一つ衝撃的だったのが携帯電話は全て試験管に提出しなければいけないということです。
封筒が配られるのでローマ字で封筒に名前を書いてその中に携帯電話・スマートフォンの電源を切ってから入れます。
そして試験管が回ってくるので、そのときに提出しなければいけません。
もちろん試験後に返してもらえますが、この仕組みがわからなかった私は封筒は試験結果を送るためのものだと思い、住所まで日本語で書いていました。。
リスニング
リスニング時間は20分でTeil(パート)は3つ。
- Teil1:音声を聞き、3つの絵の中から正しい質問の回答を選ぶ問題
- Teil2:音声を聞き、正しい質問の答えを選ぶ問題
- Teil3:音声を聞き、正しい質問の答えを選ぶ問題
リーディング
- Teil 1:E-mailと手紙を読む問題
- Teil 2:インターネットのスクリーンもしくはカードを読んで正しい情報が載っている方を選ぶ問題
ライティング
- Teil1:文章を読んでフォーマットに必要事項を記入していく形式
- Teil2 作文:トピックが与えられるので、それに合った文章を書く問題
特にTeil2に関しては今回は夏にドイツの語学学校で勉強を考えているので、情報が欲しいという内容を書く問題でした。
マーキング時の注意点!
各パートには1題ずつ例題があるので、初めの例題の回答を回答用紙にマークしてしまわないように注意が必要です。
スピーキング
筆記試験の後にスピーキングの試験があります。
順番は申し込みした順に番号が振られるようです。
A1のスピーキング試験は試験の開始時間の5分前に待合室で待機するように言われます。
名前を呼ばれた順に4人で一組になって、一緒に試験を受けます。
誰とペアになるかは非常に大切です。
こればかりは運なのでいい人とペアになることを願うのみです!
- Teil1 自己紹介:自己紹介用の紙を渡されるので、グループの順番に自己紹介をして行く形式。名前、年齢、居住地、職業、趣味を順番に発言後、特定の単語のスペルアウトと数字の読み上げ
- Teil2 グループトーク:試験官から単語カードが配られるので、自分の順番になったらカードをめくってその単語に合った内容を隣の人に質問。隣の人が回答するまでが試験
- Teil3 グループトーク:試験官から絵が書かれたカードが配られるので、自分の順番になったらカードをめくって隣の人に質問をする形式
合否確認は2週間後にオンラインで確認できる
合否の発表はきっちり2週間後にオンラインで確認できます。
その後合格証が送られる仕組みになっています。
合否の発表まで少し時間がありますが、また発表され次第ブログで報告したいと思います!
世界中で通用するドイツ語の証明になる試験なので、ぜひ受けてみてはいかがでしょうか?
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