外資系企業への転職活動〜英語面接で聞かれることは?CV・レファレンスとは?〜
現在アメリカ系の会社で仕事をしていますが、当時提出した履歴書から3回目の最終面接まで全て英語でした。
日本の面接形式とは全く違った点が多々あったのが印象的だったので、聞かれた内容を覚えている範囲内で全て公開します。
外資系企業で働いてみたい方、海外で働いてみたい方の参考にしていただければと思います。
目次
英語面接でのインタビューの様子
一次面接はHRの担当者
まず私の場合、一時面接はHRの担当者とインタビューがありました。
面接官はフランス人だったのですが、日本に長く住んでいて、日本語も全く問題ない方だったので、はじめは日本語で面接が始まりました。
簡単に自己紹介していただけますか?
と言われ、自己紹介として、自分が今まで学んできたこと、応募したポジションに関する職務経験と志望動機を言いました。
フランス語と英語と日本語がわかる方だったので、途中から英語に切り替わったりしました。
一次面接で聞きたかったことは自己紹介、自分が何を勉強してどういった経験をし、それを応募したポジションでどのように生かせるのか、堂々と言えることが重要と思いました。
二次面接は入社したら上司になる人
一次面接が終わって割とすぐに次の面接の案内が来ました。
二次面接は直上にあたる人で、名前と面接日時だけ教えてくれました。
苗字から中国人っぽい名前だったのですが、ファーストネームは完全に欧米人によくある名前でした。
中国人はクリスチャンネームがあるので、みなさん英語の名前があるんですね。
面接の内容
- Can you please introduce yourself? (自己紹介してもらえますか?)
- Do you have any vision or anything that you would like to do at the company?(入社後のビジョンややってみたいことなどはありますか?)
- What are your strength and weakness?(あなたの長所と短所は何ですか?)
ちなみに直接の上司になる方との面接は全て英語で、面接というか、電話でのインタビューでした。
すごくきれいな英語で聞き取りやすかったので、国籍がすごく疑問だったのですが、入社してわかったのですが、上司は中華系カナダ人でした。
三次面接は本社のダイレクター2名
二次面接が終わって、1週間ほど時間が空いたと思うのですが、3次面接の案内がありました。
三次面接は最終の面接でアメリカ本社のダイレクター2名との面接でした。
面接の内容
- Can you please introduce yourself? (自己紹介してもらえますか?)*私はこの自己紹介の時に職務経歴も含めました
- How do you manage multiple projects?(どうやって複数のプロジェクトを管理しますか?)
ちなみに面接はFacetimeで行いました。
自己紹介はどの面接でも必ず聞かれます。自分の経歴、志望動機と踏まえて手短に説明できるように練習しておくと良いです。
外資系企業に応募するにあたり必要になる書類
英文履歴書(レジュメ、CV)
私の場合、自分で企業に応募したのではなく、登録していたエージェントさんが匿名で私のレジュメを企業に公開していたらしく、今の会社から面接をしてみたいと連絡があったそうです。
英文レジュメの書き方のポイントは各就職エージェントさんのHPに書かれてあると思うので、そちらを参考にしてみてください。
レファレンス(紹介、紹介状)
レファレンスとは紹介状のことで、外資系企業を受けるにあたり必須になってきます。
日本の企業と外資系企業はレファレンスの必要性に違いがあります。
日系の企業は滅多にしませんが、外資系企業は、候補者が前の会社でどのように働いていたか、どんな人だったかを調べます。
これは候補者が能力の面も含め、会社に悪いことをするような人ではないか、ということを見極める参考材料にするわけです。
本来自分で前の上司に連絡をとってお願いしなければいけないところ、転職エージェントに登録していれば代行してくれる場合があります。
転職エージェント
私が登録していたのはHays Internationalさんでしたが、面倒なレファレンスを全て代わりに用意してくれました。
前の上司へのコンタクトは私からすることになりますが、お願いと都合のいい時間を聞くと、担当の方が連絡してくれて、レファレンスをとってくれます。
レファレンスって自分が退職した会社の方と連絡をとっていればいいですが、しばらく音信不通になっていたり、ましてや英文で紹介状書いてください、と頼むのってものすごく気がひけますよね?
その点、エージェントさんが全てにまとめてくれたので、大変助かりました。
面接を通して重要と思ったこと
外資系は自分の経験とその会社が求めている経験が合うことが最重要
外資系企業、さらに転職ということになると、当然ながら即戦力が求められます。
自分が今まで培ってきた経験をその企業で活かせるかをアピールすることが重要です。
インタビューされる内容は実は日系企業の面接と似ている
実際英語の面接を受けてみて思ったのですが、基本的に聞かれる内容は日系企業とそこまで違いはないと思います。
自分の経験・強みとそれをどう生かすかということをアピールするのがポイントです。
経験>英語
“外資系企業”、”英語面接”と言って英語が一番重要と思ってはいないでしょうか?
結局英語よりも大事なのはあくまでも専門性と経験。
経験がないといくら英語が堪能でも雇ってもらえないのが現実です。
できた方がいいに越したことはないが、まずは仕事の専門分野での学歴や職歴がより大事。
英語でも面接では自分の経験がどう活かせるのかがミソ
外資系企業・日系企業にかかわらず、まずは専門分野の経験を積んで、なおかつ英語での面接に備えましょう。結局は自分の専門性や経験をどう活かせるのかをアピールするかが重要です。
あとは聞かれそうな質問をあらかじめ考えておいて、英語でどうやって答えるかを練習しておきましょう。
外資系での選考プロセスは担当者によって長期に渡ることもあります。正社員のポジションだとなおさら選考プロセスも増えますし、返事もなかなかこなかったりするのでめげないスタミナも必要です。
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