イタリア大学院 ”ドムスアカデミー” インテリアデザイン専攻 合格体験記

   

私の専門はインテリアデザインですが、一度海外の大学院を受験して、入学証をいただきました。

しかし、諸事情があって、実際留学はしていませんが。

実際に大学院留学を経験していないので、大学生活についてはわかりませんが、大学院合格までのプロセスについてまとめてみました。

実際に大学院留学を検討している方の参考にしていただければと思います。

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学びたい専攻分野を明確にする

インテリアデザインを専門している私にとって、行き先はヨーロッパと決めていました。

ヨーロッパだったら建築やインテリアはもちろん、デザイン全般についても学べると思ったからです。

ただヨーロッパでインテリアデザインと言っても、たくさんありすぎてすぐには決められませんでした。

私は学生時代にイタリア語を勉強していたこともあって、イタリアかもしくはイギリス留学にとても興味がありました。

どうやって出願校を決めたらいいか?

さて、専門だけは決まっているものの、どうやって志望校を絞ればいいのか全くわかりませんでしたが、手当たり次第調べて見ました。

とにかく、自分の手や足を動かしてとことん調べることが大切です。

留学フェアに出席する

まず自分が学びたい分野の留学でひたすらインターネットで検索していると、いくつか留学フェアが開催されていたんです。

私が参加したのはイタリアの文化会館での留学フェアでした。(今年はコロナのために開催が中止されています)

学校別にブースが仕切られていて、語学留学、大学留学、高校留学、親子留学といった留学ができる学校が紹介されています。

エージェントを利用する

私は留学フェアに出席したときに、大学留学は考えておらず、”おけいこ留学”という名目で言語や自分の専門を勉強できる専門学校を探していたのですが、お話しさせていただいた学校案内の方から、職務経験があるんだったら正規留学したらどうか、とアドバイスいただき、大学も視野に入れるようになりました。

当日複数の大学や語学学校、専門学校の留学生担当の方が来日していたため、その方からその場で大学も紹介していただいたんです。

そうして、行きたいと思う大学を絞ることができました。

ただ全ての担当者の方がこんなに親切な方だとは限りません。

私は運がよかったんだと思います。

特にイギリスの留学エージェントだったら”大学を紹介するから弊社のサービスにまず登録して”と登録料を要求されるでしょう。

ただ留学すれば実質無料にしてくれるエージェントもあるので、エージェントに相談した方がスムーズに決められることもあるでしょう。

直接現地に行って決める

時間と資金に余裕がある場合、すぐに現地に行って現地で直接大学を見ながら決めるという方法もあります。

ある程度はインターネットで何でも調べられるとは言え、日本にいながらだとやはり情報に限りがありますし、エージェントも提携している学校以外は紹介できないので、直接探してもいいかもしれません。

現地に行けばオープンキャンパスなど実際のイベントにはすぐに行きやすいですよね。

提出書類

志望校が決まったら、次は提出書類です。

私がイタリアのドムス大学を受けるにあたって提出したのはこの4つです。

ポートフォリオ・課題

ドムスアカデミーは毎年奨学生を募っていて、奨学生に選ばれると、授業料免除か授業料の割引が受けられます。

私もぜひ奨学金をゲットしたい!と思って応募しました。

ただ後で知ったのですが、イタリア留学の場合奨学制度自体が少なく、奨学生になるにはかなり難易度が高かったんです。

2017年当時に受験したときの課題は細かい詳細は忘れてしまいましたが、ざっと要約するとこんな感じだったと思います。

あなたが使用できるスペースがこれだけあります(ボリュームの指定あり)。この空間を使って新しいビジネスを提案してください。なぜそれを提案したいのかという裏付けをA4用紙一枚にまとめたものと、ビジュアルで提案できるプレゼンテーション資料を送ってください。

私は当時インテリアデザイン事務所で図面を描いたり、プレゼンの資料を作る仕事をしていたので、全てファイルにしてメールで送りました。

履歴書

課題と一緒に履歴書の提出も求められます。

もちろん英文レジュメが必要になります。

書き方はどの留学エージェントHPにも載っていると思いますので、参考にしてみてください。

英語の資格

イタリアの大学でもこのコースは授業の言語は英語でした。

ヨーロッパには英語で授業を開講している大学がたくさんあります。だからこそ、英語は勉強しておいた方が得ですよ。選択の幅が広がります。

ドムスアカデミーの英語の受講ボーダーはIELTS5.0だったんです。

IELTSは英語を母国語としない人が留学するときに英語の証明として使われている試験です。

9.0満点なので、正直オーバーオール5.0は決して高いスコアではなく、むしろ低いスコアです。

普通大学院レベルだと最低6.5は必要になると思うのですが、私は当時オーバーオール6.0だったので、英語力がそこそこでも英語の条件を満たすことができました。

パスポート

上記の書類を送ってから、イタリアにしては珍しく(失礼)、期日通りにこんな内容の返事がきました。

奨学金のオーディションには残念ながら候補から外れました。ただあなたの提出課題は興味深かったので、奨学生としてではないですが、通常の入学でもよければアドミッションオファーを発行しますので、パスポートのコピーを送ってください。

書類は全てオンラインで送るように指示があり、実際にイタリアへの郵送物などは一切ありません。

実際にイギリスの大学の場合は、日本のエージェントが提携を組んでいるところが多いので、エージェントがアレンジして、面接を課される場合があります。

合格に必要な要素ズバリこの3つ

パスポートを送ってまもなく、アドミッションオファーをいただきました。

実際にイタリアの大学院から入学許可証をもらってみて気がついた、合格に必要な要素をまとめてみました。

専門性もしくは経験

大学院となると大学課程を勉強していることが前提になっています。

ただ、”大学課程での勉強、もしくはそれに相当する経験”があれば学びたい専門分野の知識はあるとみなされます。

私の場合、デザイン系の大学は出ていませんが、デザインの職務経験があったので、相当の勉強をしたとみなしていただけたようです。

デザイン系の場合は必ず”ポートフォリオ”の提出が求められます。

これもそれまで勉強していた卒業制作かもしくは仕事での経験を強みにするとよいでしょう。

語学力

英語もしくは現地語が必要になります。

私の場合はIELTS5.0でしたが、通常大学院となると6.5以上を要求されることが多いです。

これだけはなるべく早いうちにクリアしておくことをオススメします。

語学の習得には時間がかかりますし、現地の語学学校に通うことになったらさらにお金がかかってしまいます。

資金

私は奨学金をゲットできなかったので、免除も割引もありませんでした。

ちなみにドムスアカデミー大学院インテリアデザイン専攻の授業料は年間300万円でした。

生活費や保険、飛行機代などは含まれていません。

正直生意気にも奨学金を期待していたところもあったので、自腹で300万円払うことに躊躇してしまって結局留学を諦めました。

イタリアは奨学金制度の数が少なく、正直期待はできません。

ただ、この大学の場合ファイナンシャルサポートとして、お金を借りることもできますが、このサポートについてはしっかり調べていないので、利子がどのくらいになるかはわかりません。

借金するよりも資金をしっかり準備してから留学することをお勧めします。

入学時期は変更することが可能

仕事の都合や家族の都合、資金面ですぐに留学できない場合もあるでしょう。

どうしてもすぐに入学できない場合、入学時期は先延ばしにすることができます。

担当者に理由や懸念点をメールすればすぐに変更してもらえます。

今からコロナ後の留学準備を!

通常海外大学の入学は10月ですが、私立大学の場合入学時期を選べる場合もあるので、語学の勉強や提出書類の準備など、留学できるその日まで今から準備しておきましょう。

今すぐには行けなくても、出願はできますよね!検討をお祈りします!

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